なぜ進まない?!遺品の断捨離スムーズにするコツ&不要品の行方
- kozaiy
- 1月7日
- 読了時間: 11分
更新日:1月24日

【目次】
「遺品を断捨離していかなくては」と思うものの、自分の持ち物ではないのでスムーズに進められないという人が多くいます。
処分すべきかという判断が難しいものも多数あり、時間がかかってしまうため、業者に依頼する人もいます。
しかし遺品の断捨離は自分でも行えます。
遺品の断捨離を進めていくためのコツや、出てきた不要品をどうするべきかを考えていきましょう。
故人や自分だけでなく、親族の気持ちも配慮しながら遺品を整理していきましょう。
遺品を断捨離できない理由

自分の身の回りのものだと断捨離できても、遺品となるとなかなか断捨離できないという方が多いようです。
なぜ遺品となると断捨離できなくなってしまうのでしょうか。
気持ちの整理がついていない
処分していいかの判断ができない
時間や距離の問題がある
気持ちの整理がついていない
遺品を整理するのは、故人への気持ちを整理するような行為です。
「身近な家族が突然亡くなった」という場合には、気持ちの整理がついておらず、遺品整理そのものが精神的な負担となってしまいます。
遺品整理は、遺された物を整理するという単純な作業ではありません。
「心」「思い出」を整理する行為であり、断捨離がなかなか進まないというケースは珍しくありません。
気持ちの整理がつかない場合は、無理せず心を休める時間をとりましょう。
処分していいかの判断ができない
遺品の持ち主であった故人がいないため、「どのようなものなのか」「価値があるものなのか」といった判断ができないのも、遺品整理が難航する理由のひとつです。
本人でなければ判断がつかないものが出てくると、捨てていいのか迷ってしまいます。
「価値がないものだろう」というものであっても、親族で「形見としてもらう約束をしていた」という人がでてくるかもしれません。
そのため価値がなければ捨てればいい、という単純な判断でもなくなるのが遺品の難しいところです。
親族間のトラブルを防ぐためには、「先に欲しいものがあるか確認しておく」「高価な遺品は取り扱いを決めておく」といった配慮が必要でしょう。
時間や距離の問題がある
遺品整理がなかなか進まない理由のひとつに、距離や時間の問題があります。
「遠方に住んでいる」「まとまった時間がとれない」という場合には、遺品整理は後回しにされてしまいがちです。
遠方で時間がとれない場合には、業者に依頼するというのも選択肢のひとつとなります。
しかし業者選びや立会いの有無など、業者に依頼するとしても決めなければいけない内容はいくつかあります。
業者に依頼すると費用もかかりますので、親族間で相談しておくといいでしょう。
断捨離の意味を理解して遺品整理する

遺品整理をしていて処分するかの判断に迷う時は、断捨離の本来の意味を思い出してみましょう。
断捨離とはヨガの考え方が元になった言葉で、以下のような意味があります。
断 | 不要なものを断る |
捨 | 不要な物を捨てる |
離 | 執着から離れる |
遺品整理となると故人との思い出に心を寄せて、ものが捨てにくくなってしまいます。
しかし未来の自分が心地よく生きていけるかという点に焦点をあてると、違う角度で断捨離できるようになっていきます。
もちろん故人の遺品や思い出は大切なものです。
「絶対に忘れたくないもの」「未来にもっていきたいもの」を選んで、シンプルな断捨離を目指していきましょう。
遺品を断捨離するコツ
では遺品はどう断捨離していけばいいのでしょうか。
スムーズに遺品の断捨離を進めるためのコツをご紹介します。
簡単な整理から始めてみる
罪悪感や後悔を捨てる
先に形見分けをする
捨てないものを選ぶ
捨てにくいものは供養する
故人の遺志を継いで寄付をする
簡単な整理から始めてみる

「遺品整理をする」「断捨離をしていく」となると、故人への気持ちの整理がつかず、なかなか始められないかもしれません。
まだ遺品整理をする気持ちにならなければ、無理をする必要はありません。
断捨離するというよりも、物の整理整頓から始めてみてはいかがでしょうか。
「確実に不要なものであれば捨てる」くらいの気持ちでスタートすると、手がつけやすいです。
整理整頓ができてくると、気持ちもスッキリしてくるでしょう。
罪悪感や後悔を捨てる
故人に罪悪感や後悔を感じていると、遺品の断捨離が進みません。
「親にもっと顔を見せてやればよかった」「介護をしてあげたかった」というように、多くの人は罪悪感を抱いてしまいます。
このような気持ちになっている状態だと、まずは気持ちの整理をした方がいいでしょう。
先に形見分けをする
形見分けとは、故人が愛用していた品を形見として分配し、故人を偲ぶ行為です。
親族だけに限らず、親しい友人も対象となります。
形見分けは目上の人から目下の人に贈るのがマナーとされていますので、ご本人からの希望がない限りは目上の人へ贈らないよう注意しましょう。
形見分けをしていくと、故人の意外なエピソードを耳にするかもしれません。
故人に所縁のある人にお会いしていく中で、気持ちの整理がついていくという人もいます。
先に形見分けをしていくと、気持ちの面でも断捨離しやすくなっていくでしょう。
捨てないものを選ぶ
遺品の断捨離は「なにを捨てるか」という目線で取り掛かろうとする人が多いですが、「なにを遺すか」という目線に切り替えると、作業が進みやすくなります。
「自分が持ち続けていきたいもの」「好きだと思えるもの」を、少量選ぶのがコツです。
たくさん選びすぎてしまうと、1つの価値が下がってしまいますし、断捨離にならないからです。
大切なものが選ばれてくると、不要品を処分しやすくなるでしょう。
捨てにくいものは供養する

遺品から不要品を選出したものの、故人が大切にしていたと知っているものは「捨てにくい」「バチが当たらないか」と不安になる人がいます。
日本は古来からものには魂が宿ると考えられていますので、処分しにくく感じてしまうのでしょう。
捨てるという行為に罪悪感を感じるのであれば、神社やお寺で供養してもらうと安心です。仏壇や仏具、人形などの魂が宿っているもの、故人の思い出が詰まった遺品などが、供養してもらえます。
故人の遺志を継いで寄付をする
遺品は寄付できるものがあります。
趣味関連のものであればカメラや楽器、家電や本などを寄付できる場合があります。
将棋が趣味だった故人の将棋盤と駒を、近所の将棋教室に寄付したというケースもあります。
遺志を受け継いで使い続けてもらえば、故人も喜んでくれるのではないでしょうか。
遺品の断捨離で捨ててはいけないもの

遺品の断捨離を進めていく中で、絶対に捨ててはいけないものがあります。
このような相続に関係するものや他人が関与しているものは、処分すると後にトラブルになる可能性がありますので注意しましょう。
遺言書やエンディングノート
通帳や印鑑など財産関連の書類
仕事関連のもの
へそくりなどの現金
身分証明書
パソコンやスマホなどのデジタル遺品
返却しなければいけないもの
自宅や自動車の鍵
買取してもらえそうなもの
思い出が詰まった品
銀行通帳などの相続に関するもの、仕事関連のものは大切に保管しようとする人が多いでしょう。
返却をしなければいけないものは、リースの車いすや介護ベットがありますので誤って処分してしまわないようにしましょう。
運転免許証やパスポートも本来返却が必要なものです。
賃貸住宅の鍵や自動車の鍵、また何の鍵かわからないものも処分すると後に困る可能性がありますので注意しましょう。
遺品の断捨離で買取してもらえるもの
遺品を断捨離して出てきた不要品をただ処分するのではなく、お金に換えられないか考えてみましょう。
以下のようなものが、一般的に買取可能です。
貴金属やアクセサリー
ブランド品
骨董品や美術品
着物
時計
古銭
お酒
毛皮
食器
「古いもので価値がわからない」「知識のない分野で本当に売れるのかわからない」という場合は、査定にだしてみるのがおすすめです。
遺品の断捨離で出たものはPolletへ

遺品を断捨離して出てきたものは、Pollet(ポレット)で買取査定をしてみましょう。
他の買取店よりも簡単に買取査定ができるので、手間なく済ませたい方に向いています。
Polletは以下のような特徴があります。
複数のカテゴリーをまとめて査定
荷物を運ぶ手間は不要
複数のカテゴリーをまとめて査定
遺品を断捨離し、買取査定に出したい品物が多く出たという方が頭を悩ませるのが、どこに買取してもらうかという点です。
専門店に持ち込んだ方が高額な査定が付きそうだけど、それぞれを別店舗に持ち込むのは大変な作業です。
Polletは複数のカテゴリーがありますので、多くの品物を買い取ってくれます。
カメラや骨董品、おもちゃといった統一性のないものでも、同じ段ボールに入れて送ればOKです。
荷物を運ぶ手間は不要
もし重たい荷物を運んで持って行ったとしても、予想金額より安い値段しかつかないとガッカリしてしまうでしょう。
「買取店に持ち込むために車を出す」「親族や友人に手伝ってもらう」という手間を煩わしく感じるのであれば、Polletがおすすめです。
Polletの査定額に万が一、納得できない場合は、キャンセルが可能です。
手間や時間をかけずに、遺品の断捨離を短期間で終わらせてしまいたい方は、是非ご活用ください。
遺品を断捨離する際のよくある質問
遺品を断捨離する際のよくある質問をまとめました。
遺品の断捨離はいつ頃始めますか?
遺品の断捨離にかかる期間は?
遺品を処分するお清めの塩は必要ですか?
遺品を断捨離すると運気アップになりますか?
遺品整理中にお金が出てきたらもらっていいですか?
遺品の断捨離はいつ頃始めますか?
遺品整理に法律的な期限はありませんので、気持ちの整理がついてから行いましょう。
一般的には、葬儀直後、諸手続き後、四十九日法要後、相続税の申告前といった区切りで取り掛かる人が多いようです。
ただし故人が賃貸住宅に住んでいた場合や、住宅を売りに出す期限が迫っている場合は、この限りではありません。
遺品の断捨離にかかる期間は?
目安の期間としては、1日~1週間程度です。
しかし部屋が多い、家が広い、物が多いといった場合には、1ヶ月かかるケースもあります。
「遠方に住んでいる」「まとまった時間がとれない」という場合には、さらに期間が必要となるかもしれません。
遺品を整理していくためには、家族や親族の協力も必要になるでしょう。
遺品を処分するお清めの塩は必要ですか?
遺品を処分する際に、お清めの塩はなくても構いません。
「身を清め、邪気を払う」といった目的があるお清めの塩ですが、なくても構いません。
お清めの塩を使用する場合は、100%海水のものが望ましいので、伯方の塩や瀬戸のほんじおがいいでしょう。
お清めしたい遺品を紙の上に置き、左・右・左の順番に塩を振りかける供養方法を覚えておきましょう。
遺品を断捨離すると運気アップになりますか?
風水的に遺品は故人の陰の気が宿ると考えられているので、遺品を断捨離した方が運気アップにつながります。
故人の持ち物は、故人が亡くなった時点で役目を終えたと考えられます。
そのため多くのものを保管しようとせず、感謝して手放した方が供養になるといえるでしょう。
思い入れがある品は故人の波動が受け継がれるという考え方もありますので、本当に大切に保管したいものは無理に処分する必要はありません。
遺品整理中にお金が出てきたらもらっていいですか?
遺品の中からお金が出てきたら、遺産となり相続税の課税対象になります。
親族間に共有し、相続財産として扱います。
タンスや本棚、衣類のポケットの中といった、想定外の場所から現金が発見される可能性があります。
内緒で持ち帰ると、遺言書にお金の存在が記されていた場合にトラブルになるかもしれませんので注意しましょう。
気持ちを整理しながら遺品の断捨離を
遺品の断捨離は、自分の持ち物の断捨離とは違い、なかなか進まないものです。
故人との思い出を感じられる時間ではありますが、あまり時間をかけたくないというのも正直なところです。
遺品の買取を希望するのであれば、Polletを活用してみましょう。
家族が亡くなった直後は手続きなど忙しいものですが、手間も費用もかからずに買取してもらえます。
気持ちの整理をしながら、故人と遺された家族の双方が幸せになれるような断捨離をしていきましょう。


