遺品整理のやり方とは?遺品整理をやるときのコツや注意点についても解説
- kozaiy
- 1月7日
- 読了時間: 11分

【目次】
遺品整理のやり方について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「遺品整理のやり方」について紹介していきます。
他にも「遺品整理をやるときのコツ」や「遺品整理の注意点」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、遺品整理のやり方について理解を深めてみてください。
遺品整理のやり方とは?

遺品整理のやり方については、以下のとおりです。
遺品の仕分け
リサイクル品の仕分け
ゴミの分別
処分
清掃
それぞれのやり方について解説していきます。
遺品の仕分け
遺品整理をおこなう際には、必要なものとは、写真などの思い出の品や権利書などの重要書類、アクセサリーなどの遺品の仕分けをしましょう。
具体的に残しておく遺品については、以下が挙げられます。
通帳
印鑑
現金
クレジットカード
有価証券(株式、債券、手形、小切手など)
権利書関係
身分証明書(マイナンバーカード、パスポートなど)
健康保険証
契約書類
宝飾品
写真
手紙
上記の重要書類や写真は、破れたり濡れてしまうリスクがあるので、クリアファイルやチャック付きの収納用品に入れておくのをおすすめします。
処分すべきか判断できないものは一旦保管するようにしましょう。
また、不用品については、今の段階では大雑把に分けるだけで問題ありません。
リサイクル品の仕分け
遺品整理をおこなう際には、不要品の中から再利用可能な資源やリサイクルショップで買取できるものを選別することも大切です。
リサイクル可能なものの例として、以下があります。
家電製品
小型家電
衣類
家具
金属製品
再利用やリサイクルが可能な主なものは以下の通りです
地域によって、再利用やリサイクルの対象となるものが異なる場合があるので、事前に確認をしておきましょう。
一般的に、リサイクルショップでの買取対象は、製造から5年以内の家電や高級家具、一部のブランド衣類や着物などが挙げられます。
ゴミの分別
ゴミの分別をしておくことで、処分方法を明確にすることができるので、効率よく遺品整理をおこなうことにもつながります。
具体的にゴミの分別をおこなう際には、以下があります。
可燃ゴミ(台所の生ゴミ、紙くず、衣類など)
不燃ゴミ(金属、ガラス、陶器など)
資源ゴミ(ペットボトル、ビン、缶、新聞・雑誌など)
粗大ゴミ(大型家具など)
ブロックや石などは、自治体で回収不可の場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。
ゴミが多い場合、地域のゴミ処理場に持ち込むか、不用品回収業者に依頼することで一度に処分することが可能です。
処分
遺品整理で出てきた不用品を処分する方法には、以下があります。
自治体のゴミ収集
リサイクルショップ・買取業者
不用品回収業者
自治体のゴミ収集を利用する場合には、テレビやエアコン、石などは自治体での回収が難しいので、専門業者に依頼する必要があります。
粗大ゴミの回収には事前予約が必要な地域もあるので、地域のルールを確認し、それに従って適切に処分しましょう。
リサイクルショップや買取業者を利用する方法は、大量の不用品がある場合に非常に便利です。
家電や家具などを売却することによって、いくらかの金額になるケースもあります。
また、不用品回収業者については、費用がかかってしまうデメリットがありますが、重いものや大量の不用品がある場合でも回収してくれるため、遺品整理する際の負担を軽減することが可能です。
清掃
遺品整理の最後には、部屋の清掃をおこないましょう。
例えば、賃貸物件の場合は、元の状態に戻さないと、追加で費用がかかってしまうケースもあります。
清掃する際には、高い場所や奥まった場所から始めるようにしましょう。
また、強力な洗剤や薬品を使用する場合は、警告ラベルをよく読み、必ず十分な換気を確保するようにしましょう。
遺品整理をやるときのコツ

遺品整理をやるときのコツについては、以下のとおりです。
スケジュールを明確にする
入念に準備する
複数人で遺品整理をおこなう
捨ててはいけないものを保管しておく
それぞれのコツについては、以下のとおりです。
スケジュールを明確にする
遺品整理をやるときのコツとして、スケジュールを明確に設定することが重要です。
スケジュールを明確にしておくことで、遺品整理を円滑かつ安全に進めることができます。
実際に、以下のような状況だと、期限までに遺品整理をおこなわなければならないケースもあります。
家を売却する際の引き渡し日
相続税の申告期限(10ヶ月以内)
相続放棄の申請期限(3ヶ月以内)
賃貸住宅の退去期限
遺品整理で期限を気にする必要がない場合もありますが、遺品整理には時間や手間がかかってしまうので、期限を設定してスケジュールを立てた方がスムーズに遺品整理することにもつながります。
また、リビングを片付ける日や押し入れを片付ける日など、何をいつ行うかを明確にし、作業にメリハリをつけることで、さらに効率よく作業することにもつながります。
入念に準備する
遺品整理を始める前に、安全に効率よく作業を進めるために入念に準備しておきましょう。
具体的に、遺品整理前に準備しておくべきものについては、以下があります。
項目 | 内容 |
ドライバーなどの工具 | 工具を準備しておくことで、分解や解体することができ、作業がスムーズに進みます。 |
作業服やマスク | ホコリが舞う作業中は汚れてもよい服装と、ホコリを防ぐ装備が必要です。 |
手押し台車 | 搬出に役立ちますが、使用時の騒音には注意が必要です。 |
ゴミ袋 | 整理中に発生するさまざまな種類のゴミを分別して捨てるために用意しておきましょう。 |
段ボール | 捨てるものと取っておくものを分類する際に使用します。段ボールに分けて収納すれば部屋が整理され、後で確認しやすくなります。 |
また、整理する環境や量によっても、必要なものが異なるので、事前に確認をしておきましょう。
複数人で遺品整理をおこなう
多くの人手を動員することで、整理時間を短縮し、労力を削減することにもつながります。
例えば、複数の人が同時に別々の部屋やエリアで作業することで、同時進行で作業が進み、全体の作業時間を短縮できます。
また、遺品整理の過程で、捨てるべきかどうか判断が難しい場面でも、複数人で作業することによって相談しながら作業できるので、誤って貴重なものを捨ててしまうリスクを軽減できるメリットも挙げられます。
捨ててはいけないものを保管しておく
遺品整理を進めるには、作業を始める前に必要なものを把握することが重要です。
実際に、遺品整理を始めると、物の多さに圧倒されて貴重品や重要書類を見逃してしまうのも事実です。
具体的に、捨ててはいけないものについては、以下があります。
金銭や相続に関連するもの
身分を証明するもの
返却する必要があるもの
故人の貴重品や形見分けをする品(故人
故人の思い出の品
遺品整理を始める前に、上記のアイテムを見つけ出し、別々に保管しておくようにしましょう。
また、整理中に重要な書類や貴重品が見つかる可能性もあるため、慎重に作業をおこなうことをおすすめします。
遺品整理をやるタイミング

遺品整理をやるタイミングについては、以下のケースによって異なります。
持ち家のケース
賃貸契約のケース
同居の家族がいるケース
それぞれのタイミングについて解説していきます。
持ち家のケース
故人が持ち家に住んでいた場合は、状況によって異なりますが、すぐに住居を片付ける必要はありません。
遺品整理を急ぐ必要はありませんが、消費期限のある食材などは早めに処分することが重要です。
一般的に、法要や手続きが完了し、傷が癒えた後に遺品整理を行うのが一般的といえます。
悲しみの中で無理をして遺品整理をおこなうことは、故人やご家族にとって良いことではありません。
また、年金や相続に関する手続きは必ず必要になりますので、荷物が多い場合は早めに整理をしておくと、後の手続きがスムーズに進めることができます。
賃貸契約のケース
故人が賃貸住宅に一人暮らしをしていた場合だと、遺品整理が長引いてしまうと、家賃の支払いが必要になるので、なるべく早く遺品整理をおこないましょう。
契約期間は管理会社や大家と相談して決定されますが、一般的には亡くなった月の月末か翌月末までを契約期間とし、それまでに遺品整理を完了させるようにしましょう。
しかし、焦って親族に相談せずに行動すると後々問題が発生する可能性もあるので、親族と相談した上で適切な対応を進めることも重要です。
同居の家族がいるケース
同居の家族がいる場合は、継続して住んでいる人がいる場合は、遺品整理を急ぐ必要はありません。
しかし、年金や相続など、お金に関わる手続きは必要なので、必要書類の探索だけは早めに済ませておくようにしましょう。
また、法要の後で区切りが良い時や死亡後の手続きが完了した時など、ある程度落ち着いた時期に遺品整理をおこなうことで、家族間での円滑なコミュニケーションも図りやすくなります。
遺品整理の注意点

遺品整理の注意点については、以下があります。
廃棄する際には自治体のルールに従う
親族や相続人に知らせる
遺言書を確認しておく
それぞれの注意点について解説していきます。
廃棄する際には自治体のルールに従う
遺品整理で不要品として分類したものは、自治体のルールに従って廃棄するようにしましょう。
ゴミ収集日の指定日に集積所に出すか、粗大ゴミの回収を依頼して処分しましょう。
大量のゴミがある場合や、収集日を待たずに処分したい場合には、自分でゴミ処理場に持ち込む方法もあります。
ほとんどの自治体では、個人からの持ち込み処分を受け入れており、不用品を積んで運び込めば、その場で引き取ってもらうことが可能です。
しかし、自治体によっては持ち込みを受け付けていない場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。
親族や相続人に知らせる
遺品整理をする旨を親族や相続人にあらかじめ知らせることで、トラブルを予防することにもつながります。
具体的には、整理の日程や遺品の扱い方はもちろん、一緒に遺品整理をしたいのであればその意向を伝えるようにしましょう。
その際に、必要な持ち物やスケジュールも共有すると、作業がスムーズに進むことにもつながります。
万が一、親族や親族人に知らせずに遺品整理をしてしまうと、大切なものを誤って処分してしまったり、判断がつかずに作業が進まなくなってしまうリスクも考えられます。
また、貴重品や売却価値のある品を誤って処分してしまうと、遺産相続の際にトラブルが発生する可能性も考えられます。
遺言書を確認しておく
遺品整理を安全かつ円滑に進めるためには、あらかじめ遺言書やエンディングノートを確認しておきましょう。
実際に、遺言書は法的な効力を持ち、その内容に従って相続手続きを進める必要があります。
エンディングノートについては、法的効力はありませんが、故人の遺志や希望が記されていることが多いので、遺品整理や遺産分割の方針を明確にすることにもつながります。
具体的に、遺言書やエンディングノートを確認する方法として、書棚や引き出し、金庫など、保管されている可能性の高い場所を調べてみましょう。
また、遺言書が公証役場に保管されている場合もあるので、念のため公証役場に問い合わせするようにしましょう。
遺言書を発見した際には、家庭裁判所で「検認」と呼ばれる手続きを経てから開封する必要があるので、必ず適切な手続きを踏むようにしましょう。
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一般的な買取サービスでは、買取対象外の品物を処分する際に費用がかかることが多いですが、Polletではこれを無料で引き取ってもらうことが可能です。
遺品整理は思い出を整理する大切な場!

今回は、遺品整理のやり方や遺品整理をやるときのコツを紹介しました。
遺品整理のやり方については、以下のとおりです。
遺品の仕分け
リサイクル品の仕分け
ゴミの分別
処分
清掃
また、遺品整理の注意点を把握しておくことで、親族や相続人とトラブルになってしまうのを防ぐことにもつながります。
今回の記事を参考にして、遺品整理のやり方を把握しましょう。


