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遺品整理の注意点とは?遺品整理で悪質業者にだまされないためのポイントも解説

  • kozaiy
  • 1月7日
  • 読了時間: 11分
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【目次】


遺品整理の注意点について知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「遺品整理の注意点とは?」について紹介します。

他にも「遺品整理で悪質業者にだまわれないためのポイント」や「遺品整理での不用品を処理する際の注意点」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、遺品整理の注意点について理解を深めてみてください。


遺品整理をおこなう際の注意点とは?

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遺品整理をおこなう際の注意点については、以下があります。


  • 相続人や親族に相談する

  • 遺言書の有無を確認する

  • 相続放棄の有無を確認する

  • 捨ててはいけないものを把握する

  • デジタル遺品も整理する


それぞれの注意点について解説していきます。


相続人や親族に相談する

遺品整理をおこなう際には、トラブルを避けるためにも相続人や親族に相談するようにしましょう。

また、できるだけ故人と特に親しかった相続人以外の親族や、深い絆のあった友人とも話し合うことが重要です。

実際に、遺品整理後「形見として残しておきたいものがあった」などと後から親族が言い出すケースもあります。

このように、遺品を整理する前に相続人や親族に連絡を取り、処分の許可を得ることで、将来的なトラブルを避けることができます。


遺言書の有無を確認する

遺品整理でトラブルを避けるためには、まず遺言書の有無を確認することが重要です。

遺言書は、故人が自分の財産の分配について最終的な意思を表明した書類であり、法的な効力を持っているので、その内容に従って相続手続きを進める必要があります。

遺言書の有無を確認するには、家族の誰かが故人から遺言書の存在を聞いている可能性もあるため、まずは家族間で情報を共有するようにしましょう。


また、仏壇や書棚、金庫など、故人が大切にしていた場所を探してみるのもおすすめです。

さらに、故人が公証役場で遺言書を作成していた可能性がある場合は、公証役場にも確認するようにしましょう。

遺言書を発見した場合、封がされている場合には、家庭裁判所で「検認」という手続きを経てから開封する必要があるので、見つけたからといってすぐに開封せず、必ず家庭裁判所の手続きを踏むようにしましょう。


相続放棄の有無を確認する

遺産相続には負債も一緒に抱えてしまうリスクもあるので、相続放棄の有無も確認することが必要です。

実際に、故人が多額の負債を抱えていた場合には、相続放棄を選ぶことも考慮するべきでしょう。

相続する財産の全貌を把握するためには、現金や預貯金、不動産などの資産だけでなく、借金やその他の債務もすべて明らかにする必要があります。


また、相続放棄をする場合には、遺産相続が開始してから3ヶ月以内に家庭裁判所に申し立てを行う必要があります。

相続放棄をしたのにも関わらずに、遺品の形見分けや売却を行うと相続放棄は認められなくなってしまうので、相続放棄を選ばないと決めた場合のみ遺品整理を進めるようにしましょう。


捨ててはいけないものを把握する

遺品整理を始める前に、捨ててはいけないものを事前に把握しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。

具体的に、以下のようなアイテムは、相続や財産管理に深く関わるため、特に注意が必要です。


  • ローンや借金の明細

  • 貴金属

  • 美術品、骨董品

  • 家や車の鍵

  • 現金

  • 銀行の通帳、カード

  • 不動産の権利証

  • 年金手帳

  • 保険証


上記の捨ててはいけないものは、書類の間に挟まれていたり、思いがけない場所に保管されていることがあるので、遺品整理をする際にはしっかりと確認しておきましょう。

そのため、遺品整理を進める際は、物の多さでチェックが甘くならないよう、丁寧に時間をかけて整理することが大切です。


デジタル遺品も整理する

遺品整理でのトラブルを避けるには、デジタル遺品の整理も忘れずにおこなうようにしましょう。

デジタル遺品とは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器、インターネット上に残したデータを指します。

故人が残したデータには、以下のような相続や金銭に関わるものが含まれています。


  • キャッシュレス決済や電子マネーのアカウント

  • ネットバンキングのアカウント

  • 株式、FX、仮想通貨などの取引アカウント

  • 音楽配信、動画配信、電子書籍などの有料サービスの契約


上記のようなデジタル遺品の多くは、適切な手続きを経る必要があります。

例えば、ネットバンキングや証券口座の残高や保有証券は、相続手続きをしなければ遺族が引き継ぐことができません。

また、定期的に課金されるサービスは、解約手続きをしなければ料金の引き落としが続いてしまいます。

このように、相続の見落としや不要な支出を避けるためにも、デジタル遺品の確認と整理をしっかりとおこないましょう。


遺品整理をおこなう準備

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遺品整理をおこなう準備を把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。

具体的に遺品整理をおこなう準備については、以下があります。


  • スケジュールを立てる

  • 必要なものを準備する

  • 不用品の処理方法を決める

  • 役割分担を決める


それぞれの準備について解説していきます。


スケジュールを立てる

遺品整理をおこなう準備として、全体的なスケジュールを作成することが重要です。

例えば、故人が賃貸住宅に住んでいた場合、退去日までに遺品整理を完了させる必要があります。

また、持ち家の場合でも、リフォームなどを考えているなら、早めに遺品整理を進めることが求められます。

具体的に、遺品整理のスケジュールを立てるなら以下の項目を考慮するようにしましょう。


  • 遺品整理の日程と期間

  • ごみの収集日

  • 処分が難しい遺品の有無


事前にしっかりとスケジュールを立てることで、やるべきことが明確になり、効率的に進めることが可能です。


必要なものを準備する

遺品整理に必要なものを準備しておくことで、スムーズに作業をおこなうことにもつながります。

具体的に、遺品整理をおこなう際に必要なものについては、以下があります。


  • ダンボール箱

  • ガムテープ

  • ハサミ

  • 油性ペン

  • 掃除用具

  • 滑り止め付きの手袋

  • 動きやすく汚れても良い服装

  • マスク

  • スリッパや厚手の靴下

  • 地域指定のごみ袋


また、必要に応じて親族や友人、専門家の協力を得ることも検討しましょう。


不用品の処理方法を決める

遺品整理では多くの不用品が出てくることを想定して、不用品の処分方法を決めておきましょう。

具体的に、不用品の処理方法については、以下があります。


  • 自治体の不用品回収を利用する

  • 不用品回収業者に依頼する

  • リサイクルショップに持ち込む

  • フリマアプリやネットオークションを利用する

  • 知人や友人に譲る

  • 解体して普通ゴミとして出す


自治体の不用品回収を利用することが一般的ですが、処分ができないものも多くあるので、事前に確認をしておきましょう。

例えば、「家電リサイクル法」に基づくエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった4つの家電製品は、専門の回収業者に依頼する必要があります。

このように、不用品の処分にはさまざまな方法があるため、事前にどの方法が最適かを検討しておくことが重要です。


役割分担を決める

遺品整理を複数人でおこなう際には、役割分担を決めておくことでスムーズに作業することにつながります。

役割分担することで、物品の分類や整理を効率よく進めることができるのはもちろん、見落としやミスを防ぐことができます。

また、家具や家電などの重い物品を運ぶ際に、役割分担することで、怪我のリスクも減らすことにもつながります。


遺品整理で悪質業者にだまされないためのポイント

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遺品整理で悪質業者にだまされないためのポイントについては、以下があります。


  • 訪問見積りを受ける

  • 業者の保有資格を確認する

  • 作業当日は立ち会う


それぞれのポイントについて解説していきます。


訪問見積りを受ける

遺品整理で専門業者に依頼する際には、訪問してもらって見積もりを取るようにしましょう。

実際に、遺品整理の専門業者との間で発生しやすいトラブルの多くは、見積書と実際の金額と違うことが多くみられます。

例えば、作業が終わった後に見積もりを大幅に上回る金額を請求されるケースも報告されています。

遺品整理の費用は、遺品の量や種類、現場の状況によって変動するので、正確な見積もりを出すには現場を確認することが必要です。

また、見積書について不明な点がある場合は、契約を結ぶ前に必ず業者に質問しておくことが大切です。


業者の保有資格を確認する

遺品整理で悪質業者にだまされないためには、依頼前に業者の連絡先や保有資格をきちんと確認することが重要です。

悪質業者は責任を逃れるために自らの身元を隠す傾向があり、ホームページやパンフレットなどに所在地や連絡先、代表者名などの情報が記載されていない場合は注意が必要です。


また、「廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」の資格を持っているかどうかを確認しましょう。

業者が引き取った不用品を法律に従って処分するためには、廃棄物収集運搬許可が必要で、遺品の買い取りをおこなうには古物商許可が必要です。

このように、事前に業者の連絡先や保有資格を確認し、信頼性のある業者を選ぶことで、悪質業者を避けることにつながります。


作業当日は立ち会う

遺品整理を業者に依頼する際には、作業当日に現場に立ち会うことをおすすめします。

実際に、遺品整理を専門業者に依頼したことによって、遺品が紛失したり盗まれたりするトラブルは、依頼者の目の届かない場所で起こりやすいのも事実です。

また、作業当日に立ち会うことで、何か問題が発生した場合でも即座に対応できます。

しかし、作業当日に立ち会うといっても一日中見守る必要はなく、作業の開始前と終了後に業者と共に現状を確認するだけで十分です。

万が一、現場に立ち会うことが難しい場合は、貴重品を自分で管理するか、信頼できる代理人を立てるなどをおこないましょう。


遺品整理で不用品を処理する際の注意点

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遺品整理での不用品を処理する際の注意点については、以下があります。


  • 自治体のルールを守る

  • 家電リサイクル法に違反しないように注意する


それぞれの注意点について解説していきます。


自治体のルールを守る

遺品整理で不用品を出す際には、各地域の決められたルールをしっかり守ることが重要です。

例えば、不用品を回収するのに予約が必要なのに対して、予約なしで出してしまうと、回収されずに他の住民に迷惑がかかることもあります。

また、不用品を置く場所も指定されているケースもあるので、事前に確認しておきましょう。

このように、各自治体のルールにしたがって、指定された日時や方法に従って不用品を出すことが大切です。


家電リサイクル法に違反しないように注意する

不用品の中に家電製品がある場合には、家電リサイクル法に違反しないように注意が必要です。

家電リサイクル法とは、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの特定の家電製品を対象とした法律で、廃棄物を減少させ、有用な部品や材料をリサイクルすることで資源を有効活用することを目的としています。

家電リサイクル法の対象になっている家電は、フロンガスや鉛、ヒ素といった有害物質が含まれているので、適切な処分が求められます。

また、処分にはリサイクル料金が必要であり、料金は製品のメーカーやサイズによって異なります。


不用品を買い取りしてもらうなら「Pollet」がおすすめ

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Polletとは、使いやすさを追求した買取アプリで、誰でも簡単に不用品を買取してもらうことができます。

手続きが自宅で完結するので、外出する必要がなく、無料で利用することが可能です。

通常の買取サービスで必要な箱や発送手続きも、アプリ上で簡単に申し込むだけで手続きを済ませることができます。

万が一、買取ができない不用品でも、無料で引き取ってもらうことができるので、安心して利用することができます。

このように、不用品を買取してもらいたいならPolletを利用することをおすすめします。


遺品整理でトラブルが起きないように注意しよう!

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今回は、遺品整理の注意点や遺品整理で悪質業者にだまされないためのポイントを紹介しました。

遺品整理をおこなう際の注意点については、以下があります。


  • 相続人や親族に相談する

  • 遺言書の有無を確認する

  • 相続放棄の有無を確認する

  • 捨ててはいけないものを把握する

  • デジタル遺品も整理する


また、遺品整理をおこなう準備を把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。

今回の記事を参考にして、遺品整理でトラブルが起きないように注意しましょう。

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