遺品整理は何からやればいい?遺品整理の進め方やコツについても徹底解説
- kozaiy
- 1月7日
- 読了時間: 10分

【目次】
遺品整理は何からやればいいのかわからないと悩んでいませんか?
この記事では「遺品整理は何からやればいい?」について紹介します。
他にも「遺品整理の進め方」や「遺品整理のコツ」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、遺品整理について理解を深めてみてください。
遺品整理は何からやればいい?

遺品整理は何からやればいいのかについては、以下があります。
スケジュールを決める
遺言書の有無を確認する
相続人や親族に相談する
遺品整理に必要なものを準備する
それぞれの項目について解説していきます。
スケジュールを決める
遺品整理を始めるには、まず大まかなスケジュールを決めましょう。
実際に、遺品整理ではどこから手を付けるべきか迷うことが多く、作業が中断してしまうケースも多く見られます。
どの部屋をいつ片付けるのかなどを具体的に計画することで、全体像が見えやすくなり、取り掛かりやすくなります。
例えば、「今日はキッチンだけ整理する」というように細かく予定を立てることで、作業がスムーズに進みます。
また、焦らず無理のないスケジュールを立てることも重要です。
このように、適切なスケジュールを立てることができれば、遺品整理はスムーズに進めることができます。
遺言書の有無を確認する
遺品整理をおこなう前には、遺言書の有無を確認することが重要です。
法律によって遺産を受け取ることができるのは配偶者や血縁者などの法定相続人に限られていますが、遺言書が存在する場合は法定相続人以外の人も遺産を受け取ることが可能です。
また、法定相続分とは異なる分配も可能になるので、遺言書の有無とその内容を確認することは、後々のトラブルを避けることにもつながります。
遺言書には以下の3種類があります。
自筆証書遺言
公正証書遺言
秘密証書遺言
自筆証書遺言は通常、自宅や貸金庫に保管されますが、2020年7月以降は故人が自分で書いた遺言書を法務局で安全に保管することができる「自筆証書遺言書保管制度」も利用可能です。
公正証書遺言は公証役場に保管され、秘密証書遺言は公証人によって存在が証明されるので、日本公証人連合会の「遺言検索システム」で探すことができます。
相続人や親族に相談する
遺品整理をおこなう際には、トラブルを避けるためにも、相続人や親族などで十分に話し合いながら進めることが大切です。
相続人が一緒に遺品整理をおこなうことが理想的ですが、各自が遠方に住んでいる場合には難しいのも事実です。
また、故人と親しかった相続人や親族だけでなく、場合によっては、故人と深い関係にあった友人にも確認を取ることも必要です。
遺品整理が終わった後に、既に廃棄してしまったものは取り戻すことが難しいので、しっかりと話し合いをして慎重に対応するようにしましょう。
遺品整理に必要なものを準備する
遺品整理に必要なものを準備することによって、スムーズに遺品整理をすることにもつながります。
具体的に遺品整理に必要なものについては、以下があります。
作業服
マスク
手袋
スリッパ
段ボール
マジックペン
工具類
ゴミ袋
手押し台車
上記の道具を事前に用意しておくことで、作業中の怪我を防ぐことにもつながります。
遺品整理の進め方

遺品整理の進め方を把握しておくことで、スムーズに作業できることはもちろん、トラブルを予防することにもつながります。
具体的に遺品整理の進め方については、以下があります。
遺品を仕分けする
不用品を処分する
清掃
それぞれの進め方について紹介していきます。
遺品を仕分けする
遺品整理をおこなう際、種類が多くてどこから始めれば良いのか戸惑ってしまうケースが多く見られます。
作業を円滑に進めるためには、遺品を大まかに以下3つのカテゴリに分類することが重要です。
形見品
リサイクル可能なもの
破棄するもの
上記のように、遺品をカテゴリ別に分けることで、一つ一つの品物を整理する際にかかる時間を大幅に短縮できます。
それぞれのカテゴリについて解説していきます。
形見品
遺品整理での形見品や重要な品物として、以下のものが挙げられます。
貴金属
宝石
骨とう品
美術品
銀行の通帳
クレジットカード
不動産の権利証書や関連書類
パスポート
年金手帳
健康保険証
株券
債券
これらの品物は法的手続きが必要になるので、まずは段ボールにまとめて保管し、他の品物の整理が終わってから遺族間で相談して整理するようにしましょう。
また、故人が大切にしていた品や写真なども形見品として扱われるので、廃棄しないようにしましょう。
リサイクル可能なもの
リサイクルが可能なものには、以下のようなものがあります。
冷蔵庫
テレビ
洗濯機
パソコン
ベッド
タンス
鍋
釜
衣類
古紙
プラスチック製品
リサイクルショップで買い取り可能なものには、製造から5年以内の家電や一部の高級家具、ブランドの衣類などがあります。
銅やアルミなどの金属やプラスチック製品については、それぞれ専門業者に依頼すると買い取りや引き取りしてもらうことが可能です。
破棄するもの
貴重品や形見の品、再利用・リサイクルできるもの以外はすべて廃棄対象になります。
処分する際には、自治体のゴミ分別ルールに従って仕分けをおこなうようにしましょう。
また、壊れた家電や家具などは専門の業者に依頼して処分してもらうことで、廃棄する手間を省くことにもつながります。
さらに、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などはリサイクル家電に該当し、自治体では処分できず「リサイクル料金」がかかってしまうので事前に確認をしておきましょう。
不用品を処分する
不用品を処分する際には、各地域のルールに従って以下のカテゴリーに分けて処理をおこないます。
可燃ゴミ(キッチンの生ゴミ、紙くず、衣服など)
不燃ゴミ(金属、ガラス、陶磁器など)
資源ゴミ(ペットボトル、ビン、缶、新聞・雑誌など)
粗大ゴミ(大きな家具など)
ブロックや土、石などは自治体で回収できない場合があるので、事前に確認をしておきましょう。
自治体で処理が難しい不用品については、焼却場に直接連絡することもできますが、急いで処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。
清掃
遺品整理後にその物件を不動産として売却や賃貸する場合には、掃除が行き届いた状態であることが重要です。
また、遺品整理と掃除は、亡くなった方への感謝と供養の意味も持っています。
掃除する際に、強い洗剤や薬剤を使用する際は注意書きをよく読み、必ず十分な換気をおこなうように注意しましょう。
仕分けした遺品の処分方法

仕分けした遺品の処分方法については、以下があります。
自治体
リサイクルショップ
不用品回収業者
オークション・フリマで販売
それぞれの処分方法について解説していきます。
自治体
仕分けした遺品の処分方法として、自治体に処分してもらう方法があります。
具体的には、指定されたゴミ収集日にゴミ集積所に出すか、粗大ゴミの回収を依頼して処分します。
大量のゴミがある場合や収集日を待ちたくない場合は、自分でゴミ処分場に持ち込む方法もあります。
また、多くの自治体では、ゴミの持ち込みを受け付けているので、軽トラックやワゴン車に積んで処分場に持ち込めば、その場で引き取ってもらうことが可能です。
ただし、自治体によっては持ち込みを許可していないこともあるため、事前に確認が必要です。
リサイクルショップ
リサイクルショップを利用することで、家電製品や衣類、バッグなどを買い取ってもらえることがあります。
実際に、状態が良好なものや希少性が高いアイテムは、高値で査定されることもあるので、積極的に利用する価値があります。
大量のリサイクル品がある場合には、出張買取サービスを利用するのも便利です。
金属は量によっては買い取ってもらえることもありますが、プラスチックや古紙などは一般的に値段がつかないことが多いです。
しかし、リサイクルショップによっては、無料で引き取ってもらえるケースもあるので、処分費用を節約できるメリットがあります。
このように、使えるものを捨てるのがもったいないと感じたら、まずはリサイクルショップに相談してみましょう。
不用品回収業者
不用品回収業者に依頼することで、仕分けした遺品の処分を任せることができるので、手間を省くことができ、遺品整理に集中することができます。
実際に、仕分けした遺品を処分するには、非常に手間がかかり体力も消耗します。
また、仕分けした遺品の処分方法には煩雑な手続きが伴うことが多く、時間も大幅にかかってしまうのも事実です。
しかし、費用がかかってしまうデメリットがあるので、あらかじめ注意が必要です。
このように、不用品回収業者に依頼すれば、細かな分類や専門の業者への依頼を一手に引き受けてくれるので、非常に効率的といえます。
オークション・フリマで販売
ネットオークションやフリマアプリに仕分けした遺品を出品することで、高値で売れる可能性があります。
好きな時に商品を登録でき、出品するアイテムの制約も少ないので、多種多様なものを販売することが可能です。
また、購入希望者と直接やり取りできるので、リサイクルショップで買取してもらうよりも高値で売れることもあります。
しかし、トラブルが発生した場合は基本的に自分で対処しなければならず、梱包や発送の手続きも自分で行う必要があります。
購入希望者がすぐに現れない場合もあるので、引越しで日程に余裕がない場合には不向きといえます。
遺品整理のコツ

遺品整理のコツについては、以下があります。
相続系の遺品から整理する
負担が大きければ業者に依頼する
それぞれのコツについて解説していきます。
相続系の遺品から整理する
遺品整理のコツとして、まず預金通帳や有価証券など、財産に関する相続関連の遺品から整理を始めるようにしましょう。
実際に、故人の死亡後10か月以内に相続税の申告をおこなわなければならないという法的な期限があるのも事実です。
万が一、期限が過ぎてしまうと、「無申告加算税」といったペナルティが課せられる可能性があるので、法的な手続きは早めに取りかかることが重要です。
相続関連の遺品は、遺産分割の協議をおこない、必要書類を整えることに時間がかかってしまうので、早めに整理することをおすすめします。
負担が大きければ業者に依頼する
遺品整理する際に負担が大きければ業者に依頼するのをおすすめします。
専門作業を依頼すれば、迅速かつ正確に進めてもらうことができます。
しかし、遺品整理は故人との思い出に向き合いながら心の整理を行う重要な作業なので、関わる人々が幸せな状態で作業を進めることが望ましいのも事実です。
そのため、すべての作業を業者に依頼するのではなくて、負担の大きい部分を専門業者に任せるようにしましょう。
不用品を売りたければ「Pollet」がおすすめ

Polletは、不要になったものを宅配で買い取ってくれる便利なサービスです。
不用品を段ボールに詰めて送るだけで、査定から買取してもらえるので、全てアプリで完結させることができます。
買い取ってもらった不用品は、ポイントにチャージされ、その後銀行に送金して現金化できます。
また、買取箱や配送、査定は全て無料なので、気軽に利用することができます。
手順やコツを把握してスムーズに遺品整理しよう!

今回は、遺品整理は何からやればいいのかについてや遺品整理の進め方を紹介しました。
遺品整理は何からやればいいのかについては、以下があります。
スケジュールを決める
遺言書の有無を確認する
相続人や親族に相談する
遺品整理に必要なものを準備する
また、遺品整理の進め方を把握しておくことで、スムーズに作業できることはもちろん、トラブルを予防することにもつながります。
今回の記事を参考にして、遺品整理の手順やコツを把握してスムーズに遺品整理をおこなうようにしましょう。


